DQXにおけるジャンプポーション(考察)

 みなさん、こんばんは。リトルナースです。










👆 サムネ画像は、Dragon Nestという
ハンゲームが運営する3D MMO RPGです。
このgameにもジャンポあったんや、となりました。


筆者はとにかく色々なMMOが好きで
学生時代は睡眠時間を放棄してMMOに傾倒していました。

今でこそ、DQXのデルメゼ4という
エンドコンテンツ(育成の果てにある最終目標)のみに傾倒していますが
元々、MMOというジャンルは
「育成過程を、気の合う仲間とワイワイやる」所に楽しみの本質があり
筆者も元々はここに全ての時間を費やし、楽しいと感じていました。

その遊び方と対になる存在が「ジャンプポーション」
所謂、課金で育成をskipする緩和要素になります。
DQXでは「ジャンプポーション」と銘打って
何かを販売している訳ではありませんが、それに近い事が7.2で整備されます。

7.2環境下において
新規ユーザー/既存ユーザーが「ジャンプポーション」という考えと
どう向き合うべきなのか?
Ver.1から全ての育成コンテンツを走った観点から、意見を陳述します。

👇 Hey! Say! Jump-ポーション! (意味不明)







0.結論

今の時代は、使える状況の方は、皆使った方が良いと思います。

使わずに、1から遊んで友達を作るのが一番楽しいゲームでした。
ただ、コンテンツ量が増え人口が減った今、その遊び方は難しくなっています。

使った状態をスタートラインとした友達を探して、オンラインコンテンツに挑むべきです。

※ DQXをオフラインゲームとして捉える方には一切不要だと思います。

1.DQXにおける”ジャンプポーション” とは?

1-1. 物語のskip










DQXには、Ver. 1/2/3/4/5/6/7 → 7個Verがあります。
更にそれぞれのVerは物語の単位毎に区切りがあります。

1つのVer.を消化するのに必要な時間は、約40hと思います。
(筆者が、アプデ1回分のストを終えるのに8hかかります)

つまり、真っ当にVer.7に進むためには
ストーリーだけでも280~300時間はかかるという事です。

ただ、起動してストだけストイックに遊ぶ人はいないでしょう。
友達と双六したり、ボスに挑戦してみたり、楽しい遠回りをするはずです。









そこらへん諸々を含めると、500時間ぐらいは必要ではないでしょうか?
(少し雑な計算なので、誤りはあると思います。)

しかし、7.2の物語skip機能を使えばそこを全てshortcutできます。
それに伴い、Ver.upで解放される機能も全て解禁されます。

1-2. 前提クエストのskip










プレミアムゴールドを使用する事により
前提クエストをskipできますね。
どこまでskipできるのか、列挙してみました。

















































































こうして見ると、凄い数ですね...(´・ω・`)
一回クリアすると二度と思考に入らないので..

数え間違ってるかもしれませんが
67クエストがあり、1クエにつき大体10分かかるとすると
670 min ≒ 12時間 かかりますね。

12時間?それなら、1週間もありゃいけるだろ!
と思えそうですが、これらのクエストの本質は「お使い」であり
ストと違い、重厚な世界観はあまり絡まず、フラットな内容が続きます。









まあ、すりこぎを作ってくれたのね!
それを〇〇村の△△に届けてくれないかしら??
プレイヤー「」

...

△△「おお、ありがとう...しかし、ちいとばかし必要なモノがあってな...」
プレイヤー「」

...つまり、絶対途中で飽きるので、別の事をしたくなるはずです。

しかも、これらのクエストは 価値の大小こそあれど
少なくとも、メインキャラで快適に遊ぶにはどれも必須です。
なので、半ば義務クエとして取り組む必要がございます。

気絶しながら取り組む事も考えると、15hをskipする行為かな?

1-3. まとめ

つまり、DQXの「ジャンプポーション」

・キャラを作成し、Ver7.から開始を選択する
・課金して、前提クエストをクリアした状態にする

ことで、約500h 程度の道中プレイ分shortcutする行為となります。
これは、社会人には中々重いボリュームとなっています。








500hあれば、資格が取れちまうんだ!
(よくある不毛な比較です)

2. ジャンプポーション行為をするべきか/新規に勧めるべきか

綺麗事から言うと、使わない方が長く楽しめると思います。








ジャンプポーションを使わず、1から始める事のメリットは
・ストーリーを自分の目で見ながら楽しめる
→ 世界観の理解度が上がる
・DQXの各種コンテンツを順を追って体験できる
→ 1個1個丁寧にコンテンツを理解できる

上記に集約されます。「DQX」というゲームが長く続いている人
恐らく自身で最初からストーリーを体験した人だと考えます。

ストーリーを1から始める、というのは勿論DQXのシナリオ的な意味もありますが
プレイヤーを取り巻く環境的な話もあります。












何事も、同じ進捗の友達と遊ぶのは楽しい物です。
一緒にスト攻略を進めている友達と、進捗に応じたコンテンツに行くのは楽しいです。

今でこそ、私は行かなくなってしまいましたが
Ver.3~4 のストをプレイしていた時は、友達と試練の門に行くのが楽しかった..
ピラミッドや、万魔の塔も手動でみんなで行ってましたからね。
深い理由もなく、一緒に遊ぶ事が楽しかったんですね。

人生で例えると、高校~大学生のような遊び方が出来る時期と思います。
「デル4で僧侶が出来る人だから」のような、実務的な理由ではなく
「一緒に遊ぶ人」という純朴な理由でフレ申請し合う時期がここにしかないんです。

これをJumpするという事は、大学のモラトリアム期間をskip
いきなり社会人生活に行ってOutputを出しに行きます、という事になります。

とにかく残されたtaskである育成コンテンツに行って
金策して装備のお金を貯めて、ボスの攻略情報を見て
ボス入門を受容してくれるコミュニティを探して練習する、という
新社会人のような動きで、エンドコンテンツにつきすすむ以外の道が無くなります。

「育成(青春)に興味は無いんです、デルメゼ(仕事)をしにきました」
という動機でDQXを購入した場合は、Jump一択ですね。
ただし、青春を経由していないので、目的を達成したら
次のボスが来るまで飽きて起動しなくなるか、引退して別ゲーに行く事と思います。

[Jumpする]
◎ 興味のない前提行為を全てskipしていきなり本質に入れる
× DQXに思い入れは無いため、目的を達成したらすぐに飽きる
[Jumpしない]
◎ DQXの世界観を自分で全て体験でき、同じ進捗の友達と理由も無く遊べる
× 時間がとにかくかかるため、社会人には厳しく、途中脱落率も高い

仮に、貴方の身近に新規にDQXを始める人がいたら
上記のような事を、ちょっと考えてから提案するのも良いでしょう。
ストーリー用の、非Jumpキャラと、エンド用のJumpキャラ二刀流はオススメですよ。

3. エンドコンテンツだけを目的にした、新規のJump行為について











デルメゼだけやりに行きます!Jumpします!
という動機で諸々をすっとばした新規が辿る末路としては

・DQX自体の世界観が分からないのでゲーム愛は0
・関係値のあるDQX友達がいない状態で、1からエンドに行く人脈を作る必要がある
「エンド経験が薄い、仲の良い友達」という存在を持たない)
→ ミスを許容してくれる人脈持ちに巡り合わないと萎える
・だから、緑玉にオンライン体験を求めて飛び込む
・緑玉に経験値が低い状態で飛び込むも、誘われない
・緑玉の内容が、成果も空気も不安定すぎてつまらない萎えるか、暗い感情になる

※ 緑玉を否定する意図はございません。新人が緑玉から何かを始めるとツラいという話です

という、結果的にDQXが嫌いになる可能性が大いに含まれています。
人脈持ちの、超優しいエンドプレイヤーに巡り合えればその限りではありませんが...
それはポケモン金銀のスイクンのような存在でしょう。

ストやクエストをする時の戦闘技術
エンドコンテンツに行く時の戦闘技術似て非なるものなので
FF14のように、Jumpしてしまうと致命的にPSの差が問題になる事はなく
時間で解決できるレベルです。が、人脈だけが本当にネックです。
人脈は、天運でスターみたいな人間に出会わない限り、時間がかかるんです...

前提は全部終わってしまったけど、孤独な修行の旅が始まります。

4. とはいえ、ジャンプポーションの存在は仕方無い

ジャンプポーションをせず
1から友達と一緒に世界観を歩んだ方が、結果的にDQXが好きになります。
ただ、それは昔なら通用した理論です。
今は、どんどん内容が膨れ上がっているので、物理的に追いつくのが難しいんですね。

なので、1から青春を歩もうとしても
青春の道のりが長すぎて、同じ所に立っている人を探すのが
それはそれで難しいという事情があります。











昔のような、純朴な気持ちで友達と理由もなく
少しずつ目的の揃ったコンテンツを遊ぶ、というのがどんどん難しくなっています。

「初期組」「Ver.~5までにデビュー、1から開始」といった
一番最初から遊んでも、同じ境遇の友達を探すことは不自然じゃなかった世代とは違い
今は、エンドコンテンツ以外の理由で、同じ境遇の友達を探すのが難しい時代になっていると思います。昔と今で同じ体験は出来ないので、ジャンプポーションを使って、エンドコンテンツまでの残タスクの道のり程度は共有して、早速エンドコンテンツに行ってみよ~、というのが今時の青春なのかな、と書いていて思いました。

5. まとめ

コンテンツのボリュームが限られていた昔は
1から始めて同じ状況の友達を作って、長い付き合いになるのは容易でした。

ただ、タイパが重要視される今において
長時間前提クエを遊ぶ、という考えはどんどん受容されなくなっています。

「今」「同じ境遇の友達と」「オンラインゲームとしてDQXを遊ぶ」
という観点においては、ジャンプポーションは半ば必須である、と結論付けます。
ジャンポした後のライン揃える事が、今のDQXを「オンラインで始める」事と思います。

ストーリーを語り合う事も、キャラへの愛着が湧く事
無い...生き方になりますが、コンテンツが増えたMMOの宿命と考えます。

オフラインゲームとして、ストーリーをゆっくり自分の目で見たいんだ
という方は、Jumpせずに自分のスピードで遊べばよいと思います。
遊び方は、誰にも指示されるべき物では、本来無いですから...





コメント

  1. そういう心理的な面も確かにあるけどジャンプの一番の問題はレベル1で放り出されることなんだよ
    DQXのシステムを熟知していないと開始で即詰む
    新規でジャンプはパワーレベリングしてくれる既存プレイヤーが居て初めて成り立つから個人的にはサブキャラ以外おすすめしないな

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    1. こんにちは、コメントありがとうございます。
      サブキャラはもう、使用一択ですもんね。

      確かに、育成コンテンツには行けるけどそもそもLvをどうするんだよ、という問題は残ったままなんですね。
      酒場フレを作ったり、チームに入る事で改善は出来るんですが...
      それは、経験者じゃないと分からないので、動線が分からない初心者が使うと課題は山積みですね。FF14の初心者の館?のような動線と、世界観をざっくり紹介する仕組みがあれば良いような気もしますが..
      あとはもう、開き直ってストーリーNPCを日常で借りれるようにしてくれる、とかですかね。

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  2. 新規さんがJUMPしてしまうと、ただでさえ作業のアスタルジアが、更に作業になってキツそうです。仲間キャラが誰?状態ですので。
    ただパニやアスタルジアは早めに着手した方が良いので、悩ましいですね。レベル上げも7が一番良いですしね

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    1. こんにちは、コメントありがとうございます。
      まあそうですよね。キャラ愛が無いまま、NPCに主眼を置いた作業コンテンツに放り出されても、苦痛かもしれません。。
      そう、着手が遅い程 損する気持ちになる設計になっているのも悩ましいですね。制限があるから... ゲームに効率を求めるか、没入を求めるかで変わってくるのでしょうね。

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  3. バージョン3の氷の塔のボスが実装当時めっちゃ強くて
    そこで心折れて辞める人とかもいるくらいで
    当時のチムメン達と何回も行って試行錯誤しながら倒して楽しかったなぁ…
    最近前提クエでトビアスのやるのにサブにその辺ウロウロさせてて
    すごい当時を思い出したよ〜
    エンドコンテンツもレグしかいなくて、強さも日々ランダムで楽しかったしなぁ
    今はストは1人でサクサクできちゃうし
    今はやること多すぎて「暇だからすごろく行くか〜!」みたいのもなくなっちゃったもんなw
    あの頃が1番楽しくドラクエしてたと思う😇
    今も勿論楽しいよ(付け足し)

    コロナがやっと治ってビール浴びれるプクリポビールより

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    1. こんにちは、コメントありがとうございます。
      おお、その頃にリアルタイムでやってたんですね。
      ストーリーのボスが強すぎるというのは、考え物ではありますが
      本当は、そこに一緒に取り組むのがMMOって感じがしますよね。
      自分は、Ver.3は後発で走り抜ける形で処理したため、塔はひたすら辛かったのを思い出しました。今もスト辛いよ(つけたし)

      ご自愛ください。お酒も、ほどほどにね。。

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  4. いつもお話上手だなあと思いながら読んでいます(DQX指摘ガイダンスも「すげー、わかりやすい、納得できる、すげー」と思いながら読みました)。
    ビジネス書を読んでるみたい……。
    これからも応援しています。

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    1. こんにちは、コメントありがとうございます。
      ブログを読んで頂きありがとうございます。
      ビジネス書はあまり読んでおらず、ビジネス書が活きるようなoutputが出まくっているビジネスマンとかではないのですが、自分はこういう芸風がいいのかなと思って続けています。今後ともよろしくお願いいたします。

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