「ヤンキー行動」はどこまで許されるのか?


こんにちは。リトルナースです。
みなさんは、DQXでヤンキー行動してますか?












例えば:
・次に範囲攻撃が来たら回避出来ないけど、災禍を敷いてみる
・追撃が発動したら、敵の行動次第では被弾するけどそのまま発動させてみる

これらの行為は、得てして成功するとタイムが縮まります。
ただ、当然ですが失敗するとPTが壊滅します。
なので、一般的なPTでは忌避されがちなのですね。

とはいえ、少しでも討伐時間を短縮したい、など
明確な目標がある場合は、リスクを冒してでもヤンキー行為をしたくなるでしょう。
そこで、本記事では「リスクマトリクス」という考えを輸入し
DQXにおけるヤンキー行動とどう付き合っていくか、一案を示したいと思います。

★リスクマトリクスとは?
世の中のリスク(危険)は、全て以下式で表現できる、という考え方です。

危害の発生確率×危害の重大度

作業者がリスクを負いがちな、産業界では耳にする事もあるでしょう。












日常生活に置き換えると、以下に相当します。






※画像はWikipedia「リスクマトリックス」より引用

「危害の重大度」「発生確率」をDQX風に解釈すると以下になります。

【危害の重大度】
軽微:試合に大幅な影響は無く、無理なく戦闘を継続できる
限定的:自分以外のプレイヤーによるカバーが必要だが、それで取り戻せる程度
致命的:死者/行動不能者が出る。PTの総力でギリギリ復旧できる程度
壊滅的:PT全滅、もしくは時間切れを決定的にする損害

【発生確率】
低:ほとんど発生しない。数飯やって1回程度
中:無視できない確率。1飯に数回程度
高:頻繁に発生する。1飯に何回もレベル

上記の掛け合わせによる、リスクの大きさが
「小」「中」「大」「重大」と定義される訳ですね。
そこそこ発生する割に、被害が甚大すぎる事象は大体
「大」「重大」に分類され、産業界では許容不可能とされます。

当然、TA以外の場ではDQXにおいても
「大」「重大」に相当するようなヤンキー行為は到底許容される物ではありません。

一部具体例を示しましょう。
ここでは、「災禍の陣を高難易度ボスで、最速で敷く」という行為を取り上げます。

「災禍を高難易度ボスで、最速で敷く」















これはこの位置、つまり「大」のリスクとなるでしょう。
aiもモードもPTの立ち位置も考慮せずいきなり敷くと
その後被弾する確率はそこそこ高いですよね。なので確率は「高~中」です。
そして、発生する危害は「敷いた本人(+HPリンク先)がその後の攻撃を避けれずに死ぬ」ですね。つまり、残された人間が頑張って蘇生すれば元には戻せるけど、被害は大きいね、ということで重大度は「致命的」です。

発生確率の割には、被害が大きすぎると感じませんでしたか?
こんな事をしていては、到底安定討伐にはいけません。
よって、この行為は許容してはいけない行為だね、となります。

じゃあ敷かなければいいのかよ、と怒られそうですが
本記事ではそういう事を言いたいのではありません。
価値があるから、ヤンキー行動をするのですよね。
であれば
「純ヤンキー行動を取る前に、リスク低減策を取り入れて下さい」
というのが主な主張となります。

先ほどは、何も戦況を考慮せずいきなりボスに災禍を敷く話をしました。
では、aiを数えていればどうでしょうか?
大体のボスは、連続で動ける回数が決まっており
大抵は3回動くと1回硬直時間を経て、また3回動くという挙動になります。
これを、「ai3まであるボス」と表現します。

ai3まであるボスであれば、ai3の行動を視認したあとに敷けば
時間的に猶予がありますよね?そうすると、先ほどの行為は以下のように評価が変わります。











ai3の後に災禍を敷く場合は、余程反応が遅れない限りは
ボスの反撃を受けずに敷く事ができるでしょう。
よって、発生確率は大幅にダウンします。
こうすると、リスクの評価は「中」になるので
まあ許容できるか…となります。

これを「リスク低減策」と呼ぶ事があります。
産業界では、リスクが「大」「重大」となる行為は
いかなる価値があったとしても許容されず、必ずリスク低減策を持って
リスクのレベルを引き下げないと、実施が認められません。

DQXでは命の価値が軽いため、ここまで深刻に分析する事はないですが
それでも、PT全員で時間を使っている以上は
対策無しに「大」「重大」の行為を繰り返すのは避けた方が良いでしょう。

被弾がかさむPTは、一度この考え方をもって、リスクのある行為を列挙して
低減策を議論するのが一番良いでしょう。

先ほどの災禍の話は、aiを数えられる前提の低減策を提示しましたが
aiを数えられない場合は、別の手法を取り入れる必要があり
万人に適用できる考えではありません。
個人ごと、一緒に組む人間ごと、また目的(安定討伐?TA?)ごとに
適切な低減策は異なるため、ケース毎に適切な分析をする事が一番重要です。
これら一連の行為を、「リスクアセスメント」と呼ぶ事があります。

★デル4におけるリスクアセスメント

とは言え、ゲームでリスクアセスメントをするような気力/暇がある方も
中々いないと思います。
そこで、網羅的ではありませんがデル4のリスクアセスメントを実施してみました。
このリスクアセスメントの前提は、「安定討伐」です。
リスクが「大」「重大」となってしまう事項を洗い出し、どう対策するかを纏めた形になります。これを対策しないと、それが発生しない事に全てを賭けるしかなくなり、所謂 超良個体を引かないと勝てないPT、になってしまいます。














★まとめ

ヤンキー行動は、対策無しでは基本許されません。
ただ、リスクをマイルドにする「低減策」を講じることで
リスクのレベルを引き下げ、価値も見合うのであれば初めて実施できるようになります。

低減策を十分に検討・実施し
PTの理解が得られ、リスクに応じた価値のあるヤンキー行為となって
始めて「意味のあるヤンキー行為」となります。

低減策の考察無しにヤンキー行為をしてはなりません。
ゲームごときでばかばかしい、と思うかもしれませんが
リスクアセスメントを実施するのは、ヤンキー行動の抑制と
PSの向上に大いに役立つと考えられます。

将来の夢はアイドル リトルナースより





コメント

  1. ないんだなー!これが!

    リトルナースさんは栃木住みなんですね!!

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    1. これが、栃木済みじゃないんだな これが
      田舎住みではあります。具体的に言うと、ウーバーイーツのチャリが走ってません。

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